中日・九里対策「6番細川」が的中　久々の下位打線も先制決勝打に猛打賞　不振のトンネルも脱出　　

セ・リーグ   中日8ー0広島 （ 2023年7月7日    バンテリンD ）

＜中・広島＞細川は適時二塁打を放つ（撮影・椎名　航）
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　2日遅れの「球宴選出御礼」猛打賞で、中日・細川がトンネルを抜けた。初回2死満塁からの中前2点先制打を皮切りに、中前打、左翼線適時二塁打と3打席連続安打。8―0快勝の「打」のヒーローとなった。

　「ちょっと打ち込んで頭をスッキリできたので、それが一番かと思います。迷わず振っていこうという意識で打席に立って、いい形で打てました」

　5月は月間MVPに選ばれる活躍。今月5日に発表された監督選抜で第1戦が本拠地バンテリンドームで行われる球宴の初出場が決まった。ただ、6月後半から急失速。ここ5試合は22打数2安打14三振と不振にあえいでいた。練習日だった6日は約30分間の居残り特打。この日も早出で打ち込み、結果につなげた。

　「どうしたらいいのかというのもあったし、いろいろ考えすぎていた。昨日はいい一日になった」

　九里対策もあって6番で出場。クリーンアップを外れたのは4月22日以来だったが、21年から7連勝を許していた天敵を見事に打ち崩した。（山添　晴治）