巨人 注目のドラ1・浅野翔吾がデビュー プロ初打席は空振り三振も東京ドームは大きな拍手

[ 2023年7月8日 20:07 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2023年7月8日    東京D )

<巨・D>6回、代打・浅野は空振り三振に倒れる (撮影・西川祐介)
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 巨人のドラフト1位ルーキー、浅野翔吾外野手(18=高松商)が8日のDeNA戦(東京D)で待望の1軍デビューを飾った。

 6―0で迎えた6回、先頭打者として打席が回ってきた2番・梶谷の代打として登場。注目のプロ初打席は相手2番手左腕・田中健の5球目、142キロ外角直球を空振り三振だった。それでも気持ちのいいスイングに東京ドームのスタンドからは大きな拍手が降り注いだ。

 巨人の高卒野手が1年目でデビューするのは2021年9月29日中日戦(バンテリンD)の秋広優人以来2年ぶり。秋広は左飛だった。

 浅野は前日7日に出場選手登録され、初の1軍昇格。同日のDeNA戦(東京D)は1点を争う接戦となったため最後まで出番なくデビューはお預けとなっていた。

 浅野の1軍昇格が決定した際、原辰徳監督(64)は「足と守備。必要なパーツとして彼を」と代走など途中出場での起用を示唆。球団ワーストタイの17三振を喫して敗れた7日の試合後には「役割のなかで今日は、登用する場面(がなかった)。延長戦でも入れば話はまた変わるでしょうけどね」と話していた。

 浅野はそのまま梶谷に代わって7回から右翼の守備へ。18歳の若者らしく巨人ファンにペコリと頭を下げてあいさつ。ここでも大きな拍手を浴びたが、1死から宮崎の右中間へ飛んだ打球に対し、1軍初の守備機会で転倒。右中間二塁打となり、悔しそうな表情を浮かべていた。

 ◇浅野 翔吾(あさの・しょうご) 2004年(平16)11月24日生まれ、香川県出身の18歳。高松商では2度甲子園に出場し、3年生だった昨夏は初戦の佐久長聖戦で2打席連続本塁打を含む3安打4打点。準々決勝の近江戦でも大会3号となる2ランを含む3安打を放ったが惜敗。22年ドラフトでは巨人、阪神から1位指名を受け、抽選の末に巨人が交渉権を獲得した。高校通算68本塁打。1メートル71、86キロ。右投げ右打ち。血液型A。

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