JR九州が大逆転勝利　逆転3ランの村上には「村上様」の声も

第69回JABA福岡県野球連盟会長杯第2日・2回戦   JR九州9―7西部ガス（規定により7回制） （ 2023年3月19日    福岡県筑前町・九州三菱夜須グラウンドほか ）

＜西部ガス・JR九州＞3回に公式戦初となる逆転3ランを放ち、歓喜のホームを踏むJR九州の村上
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　2回戦が行われ、中野滋樹新監督（42）が率いるJR九州が、前回優勝の西部ガスを3本塁打を含む10安打の猛攻で逆転し、9―7で下した。JR九州は先発左腕の川島隆志（21）が初回4四球の制球難で5失点したが、2回に高橋拓也（27）の2ランで反撃。3回は山田遼平（26）の2ラン、さらに村上凌一（20）が右越えに逆転3ランを決め、試合をひっくり返した。西部ガスは2番手で登板した右腕、村田健（29）が4回無安打3三振で無失点に抑え、大黒柱らしい安定感を見せた。

　5点を追う3回に大逆転した。勝負を決める3ランを放った3年目の期待株、村上は「社会人初ホームランです。まっすぐ高めをしっかり上から叩けた」と満面の笑顔でホームイン。JR九州ベンチから侍ジャパンの主砲になぞらえて「村神様」のかけ声も飛んだ。昨季遊撃を守ったベテラン・田中がかかとを痛めていることもあり、同じ3年目・友利との二遊間コンビで打順はトップに抜擢。「高校（門司学園）ではずっと1番だったので役目は分かる。安打でも四球でも塁に出てチャンスを広げる役に徹したい」。中野新監督の期待に応える決意は固い。