巨人・菅野 球団最多9度目開幕に黄信号 右肘に張り…初回21球で降板 原監督「頭が痛い」

[ 2023年3月19日 05:30 ]

オープン戦   巨人5-4日本ハム ( 2023年3月18日    東京D )

<巨・日>初回、汗を拭う菅野(撮影・尾崎 有希)
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 先発した巨人・菅野の姿が2回のマウンドになかった。初回に2安打に失策が絡み1失点。140キロに満たない直球もあり、異変が起きたのは明らかだった。初回に21球を投げ、そのまま降板。原監督は「ちょっと肘が張っている」と交代の理由を説明した。

 菅野は11日のオリックス戦では4回1安打無失点。6年連続の大役に向け、順調に段階を踏んでいた。球団最多となる9度目の開幕投手の最有力候補だったが、思わぬアクシデント。今後の調整のペースに影響を及ぼすことは必至で、31日の開幕・中日戦(東京ドーム)の先発を回避する可能性も出てきた。指揮官は「私の中でも頭が痛いところ。信頼しながら放任しているわけだからね。しっかり調整してくれていると、こっちは思っているしね」と話した。

 阿波野投手チーフコーチは「他の投手も含めて、どういうカードを切っていくか。(明日の)状態を聞いてから改めてプランニングする」とした。開幕ローテーションは現状、グリフィン(前ブルージェイズ)、ビーディ(前パイレーツ)の新外国人コンビに加え、赤星、横川が有力。WBCに出場中の戸郷は、シーズンに向けた調整期間を考えれば、開幕カード登板は難しい。

 3・31まで2週間を切った。原監督は「幸い日にちがあるというところで、本人がどう考えて、しっかりとしたモチベーションをまだ持ち続けているか」と含みは持たせた。菅野が開幕戦に登板できないとなれば、両外国人が筆頭候補になりそうだ。(川島 毅洋)

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2023年3月19日のニュース