DeNAドラ3・林　開幕1軍当確　スタメン8戦連続安打＆二盗も決めた「プラスに捉えたいです」

オープン戦   DeNA5－2ソフトバンク （ 2023年3月18日    ペイペイD ）

＜ソ・D＞8回、適時打を放つ林（撮影・岡田　丈靖）
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　DeNAのドラフト3位・林（駒大）が、チーム唯一のマルチ安打で1打点と気を吐いた。オープン戦チームトップの3盗塁目もマークし、開幕1軍切符をほぼ手中に。「結果は後から付いてくるものですが、安打も続きプラスに捉えたいです」と力を込めた。

　4―2の7回無死で椎野から左前打。オープン戦の先発出場時は8試合連続安打とした。さらに50メートル5秒7の俊足を生かし、初球で二盗。続く8回2死満塁は又吉から右前適時打を放ち、オープン戦打率は11試合で・286に上昇した。三浦監督も「連日の“いいね”ボタンが増えた」と、ご満悦だ。

　「9番・二塁」で先発。過去10試合では遊撃、三塁、中堅も守った。二塁はWBC侍ジャパンの牧が君臨するだけに、俊足巧打の林を生かそうと指揮官も躍起。「アウトの打席も粘りを見せている」と、ほれ込んでいる。

　入団会見で「ハマのスピードスターを目指す」と目を輝かせた林は、3盗塁は全て初球に成功と積極性も武器。守備では柳田の打席時に、深めのシフトで右翼に近い位置でも守り「興奮した」と初々しさも見せた。

　チームの連敗も7で止まり、「明日からも勝てるようにしたい」と自覚十分。開幕1軍に向け「最終的にそれが実現できれば」と意気込んだ。DeNAの新戦力は、頼もしさを日々増している。（大木　穂高）

　◇林　琢真（はやし・たくま）2000年（平12）8月24日生まれ、愛知県出身の22歳。東邦では3年時の選抜に出場し初戦に花巻東に敗戦。駒大では1年春から正二塁手としてプレー。4年時には大学日本代表に選出され、秋は入れ替え戦で1部残留に貢献した。22年ドラフト3位でDeNA入団。1メートル74、74キロ。右投げ左打ち。