中村武志氏 ヤクルト・村上に対する投球 DeNAバッテリー意図感じられなかった

[ 2022年8月28日 05:10 ]

セ・リーグ   DeNA4―16ヤクルト ( 2022年8月27日    横浜 )

<D・ヤ>8回、村上がソロ本塁打を放つ(撮影・篠原 岳夫)
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 【中村武志 視点】この3連戦は、DeNAバッテリーが村上をどう抑えるかが最大のポイントであり、注目していた。しかし、前日の初戦は2発を浴び、1本目は大貫がプレートを外して迷った挙げ句、打たれた。しっかりとしたプランがあったのか気になった。三上が打たれた2本目は何の策もなく、打撃を崩すどころか、調子を上げてしまった。

 迎えた2戦目は初戦よりもひどく、悲しかった。初戦と同じように内角を厳しく攻めるわけでもなく、普通の配球。平行カウントになったら外角中心に変化球を投げるだけだった。ペナントを左右する重要な3連戦。バッテリーよりもベンチワークが重要となるが、バッテリーにどういった指示をしたのか、はっきり見えなかった。

 たとえ打たれても打たれ方がある。それは野手にも伝わり、士気にも関わる。だが、2戦目までの村上に対する投球には何も見えない。直接対決は3戦目も含め、まだ7試合ある。村上に攻めていく姿勢を見せてほしい。

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2022年8月28日のニュース