イチロー氏 マリナーズ殿堂入り式典でファンに感謝「あなたたちの前でプレーできたのは最大の名誉」

[ 2022年8月28日 11:39 ]

チーム殿堂入りセレモニーでスピーチするイチロー氏(AP)
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 シアトルの本拠地Tモバイル・パークで27日(日本時間28日)、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクター、イチロー氏(48)のチーム殿堂入りセレモニーが行われた。

 午後18時30分からの式典には、ケン・グリフィー、エドガー・マルチネス、ジェイミー・モイヤー、ダン・ウィルソンといった他の殿堂入りメンバーも出席。イチロー氏のマリナーズ時代のトリビュートビデオなどが上映され、エンゼルスの大谷翔平、現役時代にライバルだった松坂大輔氏からもビデオメッセージが届くなど、盛り沢山の内容で満員のファンを沸かせた。

 セレモニーの最後に壇上に立ったイチロー氏はすべて英語でスピーチ。「ワッツアップ、シアトル!」というあいさつからスタートすると、ルー・ピネラ元監督から勝利後にキスをされてショックを受けた話など、イチロー氏らしい様々なジョークを交えながら、多くのチームメイト、関係者への感謝の言葉を述べた。

 最後に「シアトルの素晴らしいファンへ。新人だった21年前、私に大歓声を送ってくれて以降、その声援は決して止まりませんでした。マリナーズの一員としてあなたたちの前でプレーできたのは最大の名誉でした」と話して改めてファンの喝采を浴びたイチロー氏。グリフィー氏から受け取ったマリナーズの殿堂ブレザーに腕を通すと、観客席からの拍手はしばらく鳴り止まなかった。

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2022年8月28日のニュース