ソフトバンク・藤本監督がダブル野村をらしさ抜群に称える「いい活躍してくれとる」

[ 2022年7月22日 23:42 ]

パ・リーグ   ソフトバンク7―5オリックス ( 2022年7月22日    京セラD )

<オ・ソ>3回、野村勇は左越えに同点3ランを放ち、ベンチの藤本監督らに迎えられる(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 接戦をものにしたソフトバンク藤本博史監督(58)が、22日のオリックス戦後の会見で“ダブル野村”をらしさを交えて、称えた。

 「野村勇にしても野村大樹にしてもね。ダブル野村でほんと、いい活躍してくれとる」

 野村勇内野手(25)は「1番・二塁」で、野村大樹内野手(21)は「7番・一塁」でスタメン出場。野村勇は0―3の3回無死一、三塁で宮城のスライダーを同点3ラン。振りだしに戻す一発を含む3安打3打点、1犠打とハッスルし「あの同点3ランも大きいし、あと1点のところでのバントも一発で決めてくれたしね」とリードオフマン野村を絶賛した。

 野村大も5―5の8回先頭で、代わったばかりの4番手・近藤から左三塁打。逆転劇の口火を切るだけでなく、6回先頭で中前打とチャンスメークし続けた。「小さい野村は勝負強いしね。あそこで三塁打は、一番大きいからね」。1メートル71、83キロの小柄屈強ガッチリボディーをいじりつつも今春宮崎キャンプでただ1人、守備ノックを浴びせた、小さい野村には課題を与えた。

 「あとは守備面。反省点は、ああいう場面で後ろにそらしたら1点取られる。そういうのがしっかり分かったんじゃないかな」。0―2の1死二塁での一塁守備で遊撃手・今宮のハーフバウンド送球を後逸(記録は今宮の失策)し3点目が入っていた。

 藤本監督は大阪府出身。地元関西にある京セラドームで、クスリと笑わせるワードを交えながらヨイショし、いじり、課題を与えた。指揮官は絶口調。一方で、ともに兵庫県出身のダブル野村は、カード頭から絶好調のアピールだった。

続きを表示

2022年7月22日のニュース