浜松工・近藤「心残り」 1点差届かず短すぎる夏…プロ志望届出さず進学明言

[ 2022年7月22日 04:00 ]

第104回全国高校野球選手権静岡大会3回戦   浜松工0―1掛川西 ( 2022年7月21日    浜松 )

<掛川西・浜松工>4打数無安打に終わり、試合も敗れ無念の浜松工・近藤(右端)
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 静岡県内屈指のスラッガーとしてプロも熱視線を送った浜松工の4番・近藤爽太中堅手(3年)が、短すぎる夏を終えた。点差はわずか1点。毎回の11三振と力投したエース右腕・細窪優良(3年)を最後まで援護できずじまい。矢部真吾監督(46)が「4番が打てなきゃ負ける」とこぼした言葉を重く受け止め「いろんなプレッシャーがあって、簡単に打たせてもらえませんでした。自分が打っていれば勝てていたかもしれません。心残りです。本当に申し訳ないです」と声を落とした。

 初回1死一、二塁の好機で角度は良かったものの右飛に倒れた。以降は二ゴロ、空振り三振に投ゴロ。相手投手のチェンジアップといった落ちる系の変化球に最後まで手を焼いた。肝心の進路については「プロ志望届は出しません。大学でやり直します」と明言。その理由として「大事な試合で打てていない」と振り返り「期待されるのはありがたかったです。ただそれに見合った打者じゃないことを実感しました」と続けた。1メートル87、86キロ。体同様にメンタルも成長し、再び4年後のプロを見据え鍛え直す。(小澤 秀人)

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2022年7月22日のニュース