新庄BIGBOSS 今季3度目の同一カード3連勝ならず…清宮キャリアハイ更新8号も“空砲”に

[ 2022年7月3日 17:35 ]

パ・リーグ   日本ハム3ー7オリックス ( 2022年7月3日    札幌D )

<日・オ>ベンチで試合を見る新庄監督(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムはオリックスに3―7で敗れ、今季3度目の同一カード3連勝ならず。5年目の清宮幸太郎内野手(23)がキャリアハイ更新となる8号ソロを放つも“空砲”に終わった。

 先発の杉浦は初回、4つの長打を浴び3失点。不安定な立ち上がりとなったが、その後は無安打に封じ4回で降板。打者17人に対し54球、被安打4、奪三振4、与四球2の3失点という内容で4勝目はお預けとなった。

 打線は3回、石井の右前適時打で1点を返し、なお2死一、三塁のチャンスで新庄監督が“奇襲”を仕掛ける。打者・杉谷の場面で一走の石井がコケたフリの“演技”をしてけん制球から一、二塁間での挟殺プレーを引き出すと、三走の松本剛が猛ダッシュで本塁へ生還。石井はそのまま挟まれアウトとなったが、貴重な追加点を挙げることに成功した。

 一走の石井が投手・山崎福の注意を引きつけたため、三走の松本剛が大きなリードから牽制と同時にスタートを切り楽々とホームに生還。新庄監督はベンチ前で“トリックプレー”を成功させた選手を称え大喜びした。

 新庄監督は4回にも1死一、三塁のチャンスで仕掛けるも失敗。打者・石井の3球目に一走の松本剛と三走の木村がそろってスタート。今度はエンドランを狙ったが石井が空振りしたため木村が三本間に挟まれタッチアウト。2死二塁となり石井は二ゴロに倒れ無得点に終わった。

 2―4の7回には清宮に待望の一発。近藤の149キロ直球を捉え、右翼席中段に突き刺す8号ソロ。6月8日のDeNA戦以来となる約1カ月ぶりの本塁打で18~20年の各7本を抜きキャリアハイを更新した。

 だが9回に7番手・石川直が崩れ3失点。5月13~15日のソフトバンク戦、6月10~12日の中日戦以来となる今季3度目の同一カード3連勝とはならなかった。

 ▼新庄監督 今のファイターズに圧倒的なボールで抑えられる投手はいない。ランナーがいなくてもクイックなどをうまく使い、タイミングを外すピッチングができないとこれからは使えない。

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