ロッテ・井口監督“押し出し狙い”ズバリ4連勝 スクイズ、暴投…渋く3点

[ 2022年7月3日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3―1楽天 ( 2022年7月2日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>8回2死満塁、小川が粘って押出し四球をもぎ取りベンチに向かってガッツポーズ(撮影・長久保 豊) 
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 【追球ズーム ここにFOCUS】ロッテ・小川は押し出し四球で決勝点をもぎ取りガッツポーズを繰り返した。「何でもいいので1点取ろうと。近くに球が来たら当たってやろうと思っていた」と振り返った。

 同点の8回2死満塁。井口監督は7回から代走出場の2年目をそのまま打席に送った。「代打も考えたが、投手が制球に苦しんでいたので」と言うように、相手左腕・鈴木翔は既に2四球。レアードもマーティンもベンチに残っていたが、ボール球を振った割合を示す「O―Swing%」がリーグで4番目に高い36・3%のレアードより、プロ通算3安打ながら同25・9%の小川の方が押し出し四球で勝ち越せると考えた。

 「レアードはボールを追いかけていくタイプ。そこで相手を助けてしまわないようにと判断した」と指揮官。レアードの12本塁打、42打点はともにリーグ3位だが、打者の傾向は多様だ。相手を下回る4安打ながらスクイズ、押し出し、暴投の間の3得点で逆転して4連勝。4月14日以来の貯金1とした。(横市 勇)

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