日本ハムの「神川畑」話題「いつか本当の『神ってる』活躍を」岡山と言えば千鳥「負けないように」

[ 2022年7月3日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム5―0オリックス ( 2022年7月2日    札幌ドーム )

<日・オ>6回、2点適時二塁打を放ちガッツポーズする上川畑(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 ファンの間で「神川畑」と呼ばれる日本ハム・上川畑がまたしても「神」ぶりを発揮した。

 1―0の6回2死満塁から代打で登場。変化球待ちだった1、2球目がいずれもボールとなると、次は「真っすぐ一本」に狙いを変更した。153キロ直球を見事に右翼線へはじき返す2点二塁打。同じ岡山出身の山本を打ち砕く一打に「球界を代表する投手。結果を出すことができてうれしかった」とうなずき、采配が的中した新庄監督も「(頭の)右上に上川畑くんって出てきた。思い切りがいい」と絶賛した。

 岡山出身のお笑い芸人・千鳥の大ファンで、ボケの大悟と名前が同じ。打ち砕いたのはツッコミのノブではなく「ヨシノブ」だったが、新人ながら「クセが凄い」活躍だ。今春キャンプでは右膝の故障で出遅れたが、5月24日に1軍初昇格すると出場26試合で打率・312、2本塁打と存在感を示している。

 ファンに「神川畑」と呼ばれていることも知っている。だが「まだ1カ月出ているだけ。いつか本当の“神ってる”活躍をして実績を残せたら」と笑っていた。(東尾 洋樹)

 試合後の上川畑との一問一答は以下の通り。

 ――詰まりながらも右方向に引っ張った。
 「少し詰まったが、いいところに飛んでくれたと思います」

 ――山本からの一打は大きい。
 「球界を代表する投手だと思うので、今後も対戦していくこともあると思うので今日の経験を次に生かしていきたいなと思います」

 ――代打の経験はこれまでもある?
 「いや、そんなないっすね。アマチュア時代もスタメンで出ることが多かったので」

 ――心構えは。
 「経験がそんなにないので心構えはないが、中でプレーしている時の雰囲気とベンチにいるとは違うので。そこで立ち後れしないように、技術も大事だが気持ちをつくって打席に入ろうというのは何回かですけど意識して打席に立ちました」

 ――試合中のコメントは頭も整理できたと。
 「配球ですね」

 ――打撃練習でバットの抜き方を確認。どのような意識?
 「今日ちょっと打っていてバランスというかあまり良くないなと思ったのでそこは修正してって感じです」

 ――内角をさばくのは自信ある?
 「そうですね。まだ反応では打てていないですけど、もともと得意なので、はい。今後も続けていけたらなと思います」

 ――昨日、井端さんと話せた?
 「いや、あいさつできなかったので試合終わりに電話はしました」

 ――体力が課題だと言っていた。
 「まあ体力ないというのはよく言われていて。自分もそれは分かっているというか自覚しているので、そういう面は、『お前、プロいったら毎日試合だぞ。今のうちに体力つけとけ』みたいなことは常々言われていました」

 ――実感している?
 「毎日試合やるのもきついですし、毎試合結果を出すというのも、体力的以外なところでも、メンタル的なところでも差はあるなというのは感じてますね」

 ――井端さんにはよく連絡する?
 「いや、それはしないです。(連絡しないと)決めている訳ではないですけど、していないです」

 ――ポリシーみたいな?
 「いや、別にポリシーでも何でもないですけど(笑い)。そこまで簡単にお電話できる相手ではないので」

 ――体力つけるには何を。
 「トレーニングは試合と並行してやるのと、あとはまあケアはしっかりやるのと。あとよく言われていたのは、井端さんにですけど、疲れない体の動かし方というのがあるんだぞということはずっと言われていて。ちょっとまだ分からないですけど、まだつかめていないですけど、そういうのは。まあそういうのがあるというのは、守備とかも含めて、動き方とか、そういうのは社会人時代からずっと言われていたので。いつか習得できて今後に生かせていけたらなと思います」

 ――岡山出身で大悟。千鳥好き。
 「千鳥好きですよ(笑い)」

 ――「クセつよ」は見てる。
 「結構見ますね、千鳥の番組だけ見ます。普通に面白いので見ています」

 ――将来は岡山出身と言えば、上川畑大悟に。
 「ネームで負けないようにします」

 ――岡山弁は?
 「地元に帰れば。こっちにいる時は出ないです」

 ――「ものすごい」を「もんげえ」と。
 「言います。あんまり言わないですけど」

 ――カメラレンズに「ていっ」の文字。手越祐也さんも好き?
 「…好きではないです。手越さん来られていたので、書いただけです」

 ――打ち方は去年夏から。
 「そうです。選手権終わり。去年は都市対抗と選手権、(開催時期が)逆だったので。選手権終わってから変えました」

 ――ボールをより引きつけるため?
 「逆方向にヒットゾーンを増やしたいなというのがあって、変えました」

 ――微調整しながらプロでも続けている。
 「はい」

 ――違いはありますか?
 「変えて良かったかなと思います」

 ――「神川畑」とネットで話題。
 「知っています(笑い)。まだ1カ月出ているだけなので、そんな『神』って呼ばれる活躍は全然していないので、いつか本当の『神ってる』活躍をして実績を残せたらと思います」

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月3日のニュース