阪神・森木 甲子園で快投デビュー 高知高で届かなかった聖地「仲間を思いながら投げた」

[ 2022年7月3日 05:15 ]

ウエスタン・リーグ   阪神2-2オリックス ( 2022年7月2日    甲子園 )

<ウエスタン 神・オ>6回を2安打無失点に抑えた阪神の先発・森木(撮影・岸 良祐)
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 阪神ドラフト1位・森木がウエスタン・オリックス戦で甲子園初登板した。先発で6回2安打無失点、9三振を奪い、満点の聖地デビューを飾った。

 「強気で、思いっきり投げることを心がけた。いい結果でもそうじゃなくても、楽しむ姿勢はできたと思う」

 登板の感想が、充実ぶりを物語っていた。自己最速タイの155キロを筆頭に、150キロ台を連発。1軍経験者が並んだ相手打線のバットも2本へし折った。カーブもさえた。2880人が入ったナイターの甲子園を、何度も何度も沸かせた。

 高知中時代に軟式で150キロを出した。逸材と騒がれたものの、高知高では甲子園に縁がなかった。憧れの舞台に上がり「一緒にやってきた(高校の)仲間を思いながら投げた。その気持ちを忘れずにやっていきたい」と、新たな1日になった。

 5回に太田の頭部にぶつけるなど、3四死球は反省点。それでも、4回途中8四死球の前回とは明らかに内容が違った。「1軍のナイターの甲子園をイメージして投げた。この経験は、必ず生きる」。未来のエースは投球も言葉も力強かった。

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2022年7月3日のニュース