阪神・島田 アグレッシブさ奏功!!猛打賞 1番起用応えた!!甲子園今季最多5得点の起爆

[ 2022年6月2日 05:30 ]

交流戦   阪神5ー4西武 ( 2022年6月1日    甲子園 )

<神・西>初回、島田は安打を放つ(投手・与座)(撮影・北條 貴史)
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 負の空気を快音で切り裂いた。4月12日以来の1番で起用された阪神・島田が今季初の3安打。アグレッシブにスイングし、最高の結果を呼び込んだ。

 「1番(打者)は出塁が大事。分からない投手だからこそ振っていかないと。その中で積極的に振っていけたので、よかったです」

 初回、変則右腕・与座のシンカーを捉えて中前打を放つと、中野の右前打で一気に三塁へ進んだ。続く近本の遊ゴロで先制のホームイン。3回も再び先頭打者として直球を右前打し、この回4得点の口火を切った。4回には内角のボールを右前ではずませ、「ライトの追い方が隙があったように見えた」と一気に二塁を陥れた。4安打した昨年10月19日以来となる猛打賞。「下から来るボールは差し込まれるケースが多い。差し込まれないよう思い切り行けた」。リードオフマンの躍動が勝利をたぐり寄せた。

 1番から島田、中野、近本の並びは今季初で、昨年は5戦3勝2分け。今季の初結成も白星発進した“不敗トリオ”の一角として、今季の甲子園最多得点を見事に演出した。

 開幕直前のコロナ感染で1軍入りを逃した5年目の今季。「本当に頭が真っ白になりました…。数日間は何も考えられなかった。1年目も開幕1軍でしたけど、10日ぐらいで落ちて。今年は初めて競争の中でアピールできていたので」

 試練も乗り越えて再びつかんだ好機を、逃すわけにはいかない。「もう、必死にやるだけ。これからも積極性を忘れずにやっていきたい」。攻めることを胸に刻んだ1日になった。(遠藤 礼)

 《4失点以上で初勝利》阪神は甲子園で今季最多の5得点を挙げて勝利。また、球場に関係なく4失点以上した試合は0勝14敗だったが、15試合目にして初勝利となった。チームは初回に近本の遊ゴロで先制。今季先制すれば15勝10敗で3連勝中。初回の先制に限れば8勝2敗で7連勝中だ。

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2022年6月2日のニュース