慶大・清原Jr.が2試合連続タイムリー!中高野球経験なしから急成長 清原和博氏も拍手で祝福

[ 2022年6月2日 14:46 ]

東京六大学野球リーグ フレッシュトーナメント 3、4位決定戦   慶大4―0早大 ( 2022年6月2日    神宮 )

東京六大学野球フレッシュトーナメント<早大・慶大>8回、適時打を放つ慶大・清原(撮影・木村 揚輔)
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 慶大が早大を4―0で下し、最終順位を3位とした。

 慶大の「4番・一塁」で出場した清原正吾内野手(2年)は、3打数無安打で迎えた8回2死一、二塁から左前に適時打を放った。一塁側内野席で見守った父は拍手を送り、活躍に満足そうな様子だった。

 31日に行われた東大戦では2安打2打点をマーク。父が巨人、オリックスでつけた「背番号5」を背負って、2試合連続で4番の仕事を果たした。

 中学、高校では野球部に所属していなかったが、慶大で急成長を見せる「ジュニア」は手応えを語った。

 「自分自身、納得いく打席がなくて“どうしよう”と考えた時に、とにかくチームが勝つバッティング、とにかくバットに当てることを考えて打席に入りました。(父は)毎試合見に来てくれていたので、良いところを見せたいと思っていた。それがタイムリーになってうれしいと思っています」

 一塁守備でも内野手が送球したハーフバウンドをすくい上げるなど好守を見せ、先発した元広島の前田智徳氏次男・晃宏投手(1年)を援護。4回1安打無失点の快投を見せた右腕の活躍を「かわいい後輩。一番応援している投手なので良い感じに抑えてくれてよかったです」と喜んだ。(柳内 遼平)

 ○…父から譲り受けたグラブとリストバンド 父がオリックス時代に使用していたファーストミットとリストバンドを使用。「シンプルに僕から使わせてくれとお願いした。(使用した感覚は)捕りやすい。やっぱりオヤジのグローブをつけてグラウンドに立ちたいという思いがありました。あまり雑には使えないので公式戦用として使っています」と語った。

 ◇清原 正吾(きよはら・しょうご)2002年(平14)8月23日生まれ、東京都出身の19歳。小3から「オール麻布」で野球を始め、中学ではバレーボール部、慶応高ではアメリカンフットボール部に所属。慶大で硬式野球部に入部した。一塁のほか三塁、外野もこなす。1メートル86、90キロ。右投げ右打ち。


◇前田 晃宏(まえだ・あきひろ)2003年(平15)8月18日生まれ、東京都出身の18歳。小1から世田谷インディアンズで野球を始める。広島・牛田中では広島ボーイズに所属。慶応では1年秋からベンチ入りし2年秋からエース。50メートル6秒0。1メートル76、74キロ。右投げ右打ち。

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