ソフトバンクが4年ぶりの「母の日」白星 6連戦は驚異の打率・安打数・得点で6連勝!

[ 2022年5月9日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク8-4ロッテ ( 2022年5月8日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>ロッテを破って6連勝、タッチを交わすソフトバンクナイン
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 ソフトバンクは「母の日」の8日、ロッテに8―4で快勝しゴールデンウイークを6連勝で締めた。前日20安打の勢いは止まらず、初回先制打の中村晃外野手(32)など6人がマルチ安打をマークし計13安打を放った。チーム打率・275は12球団で断トツ。特にこの6連戦は・349と驚異的だ。4月は不振だった甲斐拓也捕手(29)も6試合連続安打と上昇ムード。チームは今季ZOZOマリン6戦全勝とし、貯金は今季最多タイの9に戻った。

 大型連休中も鷹のバットマンたちは休むことなく打ち続けた。3日のオリックス戦から8日のロッテ戦まで、6連戦のチーム打率・349をマークする80安打で47得点。この日も6人がマルチ安打の猛打で、開幕8連勝に次ぐ6連勝だ。

 左腕ロメロ攻略の突破口を開いたのは中村晃だ。「本当に凄くみんながいい感じで、雰囲気がいい。今週6連勝できたんで、来週も」とお立ち台でイケイケムードを表現した。

 前回4月12日の対戦で黒星を付けられたロメロから初回2死一、二塁で左前に先制打。3回1死一、二塁では中前に運ぶ2打席連続の適時打。「これからも元気に。母に感謝の気持ちを持って、いい結果を出せるように」と、18年以来4年ぶりとなった母の日の勝利を喜んだ。

 1日の楽天戦は6回途中降雨コールドで5月は黒星発進。しかし、打てなかったわけではなく相手より4本多い9安打。地元の祭典「博多どんたく港まつり」が始まった3日のオリックス戦で柳田が山本から満塁弾を放ってから、打線は湿り知らずのお祭り続きだ。お祭り好きの藤本監督は「全体に(打線の)状態がいいからボールを見ていくんじゃなしに、積極的にいけているのが結果につながっているんじゃないか」と好調を分析する。

 5日はコスパ抜群な9安打9得点で、こどもの日は7連勝。7日のロッテ戦はともに今季最多の20安打16得点で爆勝した。翌8日は2死から6得点するなど、しぶとい攻撃も見せている。

 明るい話題が甲斐の復調だ。この日の2安打1打点で、3日から6試合連続安打。「上を向いているだけの“通天閣打法”がうまいこといっとるね。ぎっこんばったん、せーへんから」。楽天戦が雨天中止となった4月29日に、藤本監督が自らシーソーのように上半身が曲がってしまう打撃フォームの修正を助言し復調中。ご機嫌で故郷大阪の名所に例えた。

 貯金も今季最多タイの9。「またあさってから宮崎やけど頑張ります」と指揮官。連休は明けても、打線の勢いが休まる気配はない。(井上 満夫)

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2022年5月9日のニュース