落合博満氏 東洋大学をやめた真実明かす 世間の「暴力で退部」ウワサに「それは一切ない」

[ 2022年5月9日 17:05 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が9日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新し、大学を辞めた理由を明かした。

 落合氏は秋田県立秋田工業高等学校の野球部では「7回辞めて、8回野球部に戻った」と苦笑い。最高成績は3回戦で、高校野球の思い出は「ない!高校野球は忘れたい」と、自身の記憶から消したいとした。その理由として「ぶん殴られた記憶しかよみがえってこないもん」と苦い思い出を振り返った。

 卒業後は東洋大学に進学したが、「野球部長は東洋大学に行けって言うし、監督は新日鉄釜石、当時はまだ富士鉄釜石だったのかな?そこへ行けって言うし」と、両方のセレクションを受けていた。「監督の言うことを聞くのか、部長の言うことを聞くのか。どっちにすりゃいいのかなと迷って、部長の言うことの方がいいんだろうなってことで東洋大学に行った」と進学の経緯を明かした。

 しかし、東洋大学では半年もせずに退部。退部理由については「俺は東洋大学では1回も暴力を振るわれたことない」と理不尽な暴力沙汰ではなく「ケガでやめた」と告白した。当時の監督からは「1年間を棒に振ってでもいいから残ってやってくれ」と懇願されたものの、断って秋田へ戻ったという。

 東洋大学をやめた原因は「暴力」ではないかというウワサに「俺が何も言わないからそうやって言い伝えられてるけども、東洋大学では1回もぶん殴られたことなかったよ」と、真実を語った。

 肉離れと肩の故障に「嫌気が差して、もうこれ以上やってても無理だなと思って」と寮を飛び出して「2週間、流浪の旅に出た」と笑いながら振り返った。そして「これが、高校と同じようにぶん殴られてやめたんじゃないかっていうふうに世間では言われてるけど、それは一切ない」とまことしやかに語られているウワサを否定した。

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2022年5月9日のニュース