番長 ビッグボスに挑戦状「乗り込んで行きます!」 現役時代の成績では圧倒

[ 2022年2月25日 05:00 ]

2軍練習試合を視察に訪れた三浦監督(撮影・成瀬 徹)
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 番長がビッグボスに挑戦状だ!「乗り込んで行きますよ、ビッグボスのところ。乗り込んで行きますからね。全開で行きますよ」。

 DeNAは26日、日本ハムとオープン戦初戦(沖縄・名護)に臨む。三浦大輔監督(48)は“ビッグボス”新庄剛志監督(50)とは、実戦初対戦の「初顔合わせ」となる。

 このオフ、三浦監督は「ビッグボストーク」を封印してきた。昨季就任1年目で6年ぶりの最下位。責任を感じ、秋季練習からチーム再構築に集中したため、話題ふっとうの新庄監督には目を向けなかった。

 だが今キャンプで「スピード重視の野球」に取り組み、その成果で練習試合は3勝1敗で終了。手応えを感じている。

 そこで「ビッグボス」だ。「練習試合、オープン戦、すべてに去年とは違うところを見せよう」とナインを鼓舞してきただけに、26日も重要な一戦。あえてトークを解禁し、気持ちを奮い立たせた。

 先発は開幕ローテーション入りを狙う8年目の石田。2番手以降を18年新人王・東、徳山(ドラフト2位・早大)、三浦(同4位・法大)とつなぎ、守護神争いを展開する三嶋、山崎で締める予定。野手陣では宮崎が今季初実戦として出場。まさに戦力全開で臨む。

 吉兆もある。現役時代の対戦成績は101打数19安打、打率・188、3本塁打27三振。指揮官は「抑えているね。対戦のことは覚えているが、そんなに打たれていないなあ、と思っていた。現役のことをこじつけることはないが、交流戦も当たるし初戦は凄く大事」とニヤリと笑った。

 現役時代は番長に軍配。監督対決でも圧倒するための心構えは十分だ。「打倒ビッグボス」に照準を定め、ハマの番長は勢いよく名護に乗り込んで行く。(大木 穂高)

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2022年2月25日のニュース