阪神7回の男はオレだ!! 小野は自己最速157キロで輝のバットへし折り 石井は2回完全で猛アピール

[ 2022年2月25日 05:30 ]

練習試合 ( 2022年2月24日    沖縄・宜野座 )

<阪神宜野座キャンプ・紅白戦>2番手・小野は2回を無失点に抑える(撮影・岩崎 哲也)
Photo By スポニチ

 中継ぎ陣の「サバイバル紅白戦」で阪神・小野、石井の両右腕が猛アピールした。小野はこの日の全投手最速の157キロの直球で佐藤輝のバットをへし折る(遊ゴロ)など、2回1安打無失点。石井は2回を完全に抑え、そろって「7回の男」に名乗りを上げた。

 「真っすぐはスピードも出ていたので、自分の中でも良かったと思います。フォークで1球で仕留められなかったのが反省。全体的には悪いというのはなかったと思います」

 157キロは自己最速ともなった小野が、充実した表情を見せた。この時期に150キロ台を連発したように、ブルペンでも仕上がりの良さは際立っており、矢野監督からも「短いイニングでいったときは、そう簡単に打たれるボールじゃないと思う」と高評価。課題の変化球の精度と制球力を修正できれば、十分に勝ちパターンの継投を担える素材であることを証明した。

 2年目の石井もセットポジションから投げる新フォームで、真っすぐ中心の力強い投球を披露。外野に打球を飛ばさせなかった。「今までの実戦で一番良かったかなと思う」と手応え十分だ。昨季は開幕1軍入りしながら、序盤戦では打ち込まれ「すごい経験として生きてきていますし、自分がメンバーに入ってなかったら優勝できたんじゃないかという思いもあったので」と悔しさを糧に成長してきた。

 今季の1軍中継ぎ枠争いは岩崎以外に絶対的な存在がおらず、混戦状態。特に、勝ちパターンの7回に投げる投手が未定の中で、両腕が大きく前進した。(山添 晴治)

続きを表示

この記事のフォト

2022年2月25日のニュース