巨人・中島「ユニホームを着て、若く見られるようにいきたい」40歳を前に定位置奪取に虎視眈々

[ 2022年2月25日 09:00 ]

2月24日の練習試合、楽天戦の試合前のシートノック中、お互いのミットを確認する中島(中央)と中田(右)。左は坂本(撮影・河野 光希)
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 今年7月に40歳となる巨人・中島が、虎視眈々と一塁の定位置奪取を狙っている。宮崎キャンプでは、調整を一任されているS(スペシャル)班でひたすら打撃マシンと対峙し、沖縄移動後、24日の楽天戦で実戦初出場。2打数無安打に倒れたが、徐々に実戦モードに入ってきた。

 今年から巨人担当となった記者はコロナ禍により、これまで取材の機会がなかったが、21日にライブBP(実戦形式の打撃練習)を行った際に初めて話を聞くことができた。同学年で誕生日が3日早い亀井(現外野守備走塁コーチ)が昨季限りで引退し、チーム最年長。西武時代の先輩だった和田一浩氏が来訪し「もう40の歳ちゃうん?きたね~」と声を掛けられると「普段は気にしていないけど、そうやって言われると、40なんやなというふうに思ってしまう」と苦笑した。

 沖縄のロッカールームで、ふと周囲を見渡すと、19歳コンビの秋広、中山に囲まれている。「そこにおると、歳近い奴おれへんな~。みんなバリ若いやんって感じる。だから次から年齢を聞かれたら、1個ずつ若く言っていこうかな。誕生日がきたら39! 次誰かに聞かれたら38です!って」と豪快に笑った。

 昨季は新加入のスモークが、家族の来日の見通しが立たず、交流戦明けに退団した。8月には中田が日本ハムから電撃加入したが、一塁手としての先発出場は中島の41試合が最多。規定打席未満ながら得点圏打率・385の勝負強さが光った。

 「ユニホームを着て、若く見られるようにいきたい。何歳になっても気分は若い時と一緒のままキャンプに来て練習しているので」と中島。取材の合間には「(記事)書けますか? まだ時間があるので大丈夫ですよ」と、こちらを気遣う余裕も見せてくれた。通算2000安打まで残り101本。この数字に乗せることができれば、チームのV奪回もグッと近づくだろう。(記者コラム・花里 雄太)

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2022年2月25日のニュース