ロッテがマリン1000勝!節目の千葉移転30周年 YES!マーティン先制二塁打&キング23号

[ 2021年9月1日 05:30 ]

バ・リーグ   ロッテ5-1西武 ( 2021年8月31日    ZOZOマリン )

<ロ・西>マリンスタジアム1000勝を決め記念撮影するロッテナイン。(前列左から)山口、荻野貴、マーティン、中村奨、河合克美オーナー代行兼球団社長、井口監督、益田、田村、美馬、加藤。中列同=岡、和田、エチェバリア、安田、小川、佐藤都、角中、中村稔、レアード、東妻。(後列左から)的場、森脇、吉井、川越、伊志嶺の各コーチ、藤原、大塚コーチ、藤岡、佐々木千、国吉、田中靖、清水コーチ、三木、今岡ヘッド、菊地コーチ、小野、河野、ハーマン(撮影・長久保 豊)
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 降り注ぐ雨も、こんな記念日なら心地良い。ロッテの本拠・ZOZOマリンの電光掲示板に「1000WINS」の文字が浮かぶ。「ZOZO MARINESTADIUM 1000WINS」と記されたおそろいのTシャツ姿で記念撮影。井口監督は「こういう区切りで監督として携われて非常に良かった」と感慨深げに語った。

 92年4月7日のダイエー(現ソフトバンク)戦から29年。千葉移転30周年の節目でZOZOマリンでの通算勝利数が大台に達した。09年から9年間は現役、引退後の17年10月からは監督として勝利に貢献してきた井口監督も、一塁ベンチでどっしりと構えていられるほどの快勝だった。

 白星の立役者は帰ってきたマーティンだ。0―0の4回1死二、三塁で右翼フェンス直撃の先制二塁打。6回は左翼席にソフトバンク・柳田に並ぶリーグトップの23号ソロで貴重な追加点を挙げ「(4回は)チャンスで打つことができて良かった。(6回は)追加点が欲しいと思っていた。YESマーティン!」と声を張り上げた。

 7月中旬の球宴に初出場後、東京五輪の中断期間を利用して米国に帰国。家族との再会が最高のリフレッシュとなった。再来日から入国者待機期間と2軍戦出場を経て8月27日の楽天戦から1軍復帰。翌28日には一発を放つなど、31日までの4試合で2本塁打、4打点を稼いでいる。

 チームは5連勝で首位と1・5ゲーム差。セレモニーが一段落すると井口監督は「我々の目指しているところは1000勝ではなくてリーグ優勝。1試合でも多く、今まで積み重ねてきた隙のない野球をやっていきたい」と言った。昨季は終盤に失速して2位。就任4年目の今季はメモリアル白星を弾みとして、実りの秋とする。(伊藤 幸男)

 《10球団目&12球場目》ロッテがZOZOマリン通算1000勝を達成した。初試合は千葉マリン時代の91年7月31日西武戦(●2―3)で、翌92年から本拠地として使用。初勝利は通算3試合目の92年4月7日ダイエー戦(○5―1)だった。同一球場での1000勝以上は阪神の甲子園2242勝を筆頭に10球団目、12球場目。ちなみにZOZOマリンでの個人最多勝利は小野晋吾、成瀬善久の50勝。最多本塁打は初芝清の90本となっている。

 ▼千葉県・熊谷俊人知事 マリーンズが千葉に来てもうすぐ30年。今回の1000勝は県民にとっての1000勝でもあります。これからも感動を期待しています!

 ▼千葉市・神谷俊一市長 市制100周年での大記録は千葉市にとっても歴史の一ページ。日本一を皆さんと一緒につかみ取りましょう!

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2021年9月1日のニュース