ヤクルト・奥川 679日ぶり甲子園で快投7回1失点「懐かしいなと。凄いワクワクした」

[ 2021年7月2日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト6-1阪神 ( 2021年7月1日    甲子園 )

<神・ヤ>7回のピンチをしのぎ笑顔でベンチに戻る奥川(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルト・奥川は甲子園の熱狂的な阪神ファンの応援も力に変えた。星稜のエースとして準優勝した19年8月22日以来679日ぶりの聖地で、プロ最長タイの7回を4安打1失点の快投。「懐かしいなと思いながら。阪神ファンの方の声援も凄かったので、凄いワクワクした」。1万1906人の観衆に自然と気持ちが高ぶった。

 高校時代に甲子園に2年春から4季連続で出場。「当時、満員の試合を多く経験できたのは凄く大きかった」と5万人近い観客の前で見せた圧倒的な存在感を、プロでも示した。「全体的に調子が良く、自分の意図した球が多く投げられた」と最速152キロの直球と得意のスライダーなどの変化球がコーナーに決まり、2回から5回までは完全。6回に梅野にソロを浴びたが、成長した姿を見せた。

 自身に勝敗はつかなかったが、9回の勝ち越し劇につながる好投で、チームの連敗も4で止まった。奥川にはやはり、甲子園が似合う。(青森 正宣)

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2021年7月2日のニュース