Honda・千野“相模魂”2打点 恩師・門馬監督の退任に「ショックだった」

[ 2021年7月2日 05:30 ]

社会人野球日本選手権1回戦   Honda3ー1パナソニック ( 2021年7月1日    ほっと神戸 )

<Honda・パナソニック>3回、千野は先制犠飛を放つ(撮影・井垣 忠夫)
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 1回戦3試合が行われ、昨年の都市対抗覇者のHonda(埼玉)が千野啓二郎(23)の2打点の活躍などでパナソニック(大阪)を3―1で破り、2回戦に進出した。

 昨年の都市対抗王者が隙ない試合運びで初戦を突破した。Hondaは「1番・二塁」で出場した千野が2打点の活躍でチームを引っ張った。

 「どちらも結果を気にせず、積極的に後ろにつなぐという気持ちだった」

 3回は1死一、三塁から左翼へ先制の犠飛。2点リードの7回2死三塁では二塁へしぶとく内野安打を放ち、貴重な3点目を叩き出した。東海大相模出身の23歳。中日・小笠原と同期で3年夏は1番打者として全国制覇を経験した。恩師・門馬敬治監督(51)の今夏限りでの勇退の一報に「高校の3年間は僕にとって特別。凄く尊敬している監督だし、ショックだった」。恩師から学んだのは「気持ちを前面に出す。一球、一打、一走に気持ちを込めてやる」というアグレッシブ・ベースボールだった。

 9番打者として昨年の都市対抗制覇に貢献し、この日は1番で打線をけん引。「社会人になってからも気に掛けてくれる。相模で教わったことは野球を続ける以上、貫いていきたい」。教えを胸に刻み、全国連覇を目指す。(中澤 智晴)

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