ダルビッシュ5勝目、7回1失点快投も「体が元気ではなかった…デーゲームでも体の強さあれば」

[ 2021年5月24日 09:07 ]

マリナーズ戦で力投するダルビッシュ(AP)
Photo By AP

 パドレスのダルビッシュ有投手(34)は23日(日本時間24日)、サンディエゴでのマリナーズ戦で今季10度目の先発登板。7回を投げて7安打無四球、5奪三振、1失点で今季5勝目をあげた。

 直球の最速は3回にハニガーを左飛に討ち取った96・8マイル(155・8キロ)だった。防御率は1・75。パドレスは9連勝でメジャー最速で30勝目をあげた。2週間前、新型コロナで主力を含む5人が負傷者リスト入りしたが、前日まで10勝1敗。この日もマチャドが右肩、グリシャムが踵のケガでスタメンを外れたが、層の厚さを見せ快勝、ナ・リーグ西地区の首位の座を守っている。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――今日のピッチングについて。
 「そんなに良くなかった。体が元気ではなかったが、フォーム的には心配するようなものではなかった」

 ――同僚のタティスJRが打ちまくっているが、カブス時代の同僚バエズと比べて。
 「ちょっとタイプが違う。バエズもタティスもそれぞれに良いところを持っている選手です」

 ――次の登板は(サイン盗みがあった)アストロズ戦だが。
 「もともとあれは気にしないと自分で決めている。アルチューべとかはずっと対戦しているし、試合の前に声をかけてきてくれたりすごく良い人たち。また対戦できるのはうれしいです」

 ――前の試合でつかんだフォームの良い感覚は。
 「なんとなくわかっています」

 ――身体が元気でなかったというのは。
 「デーゲームに強くないので、デーゲームでもナイターのような身体の強さがあれば良いんですけど、それをどうするかです」

 ――2シームは練習しないと言っていたが、今日も左打者から見逃し三振を奪った。
 「2球くらい右打者用にちょっと練習しただけ。基本的には練習ではフラットグラウンドでも投げない。対左のインコースについては練習しなくてもだいたいあの辺に行くので」

 ――2つの併殺打でピンチを切り抜けた。
 「6回はセカンドゴロを打って欲しいと投げた。7回のは四球を出さないようにと、スライダーを真ん中あたりに投げて、アウトになれば嬉しいと神頼み的な感じでした」

 ――併殺を取るコツは。
 「あの左打者にはスライダーを結構投げて意識しているので、そうなればカッターは絶対に詰まる。スライダーと同じ軌道の強めのカッターであればゴロになりやすい」

 ――デーゲームの調整、球場に入る前、入ってからで、過ごし方で工夫した部分は。
 「妻が朝ご飯を用意してくれたけど、あまり食べられず、もうちょっと食べたほうがいいのかなと、球場に来てからバナナを食べて、それ以外はいつも通り。もうちょっと食べたほうが良いと思っています」

 ――朝は食べられない。
 「無理です。どう頑張っても無理ですね。入らないので」

続きを表示

2021年5月24日のニュース