ヤクルト・奥川 6回1失点、自己最多88球、7K好投も2勝目ならず 9回に石山が同点許す

[ 2021年5月16日 17:02 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―2中日 ( 2021年5月16日    バンテリンD )

<中・ヤ(8)>力投する先発の奥川(撮影・椎名 航)
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 ヤクルトが最終回に同点を許し、2―2で中日と引き分けた。引き分けは今季7度目。

 先発・奥川は初の敵地登板で自己最多の88球を投げ、自己最長タイの6回を7安打1失点、無四球で自己最多の7三振を奪う力投を見せたが、2勝目、20歳初白星はならなかった。直球を主体にストライクをどんどん投げ込むテンポの良い投球。初回に2点リードをもらうと、5回は1死から連続安打で一、三塁に大島に右犠飛を許し1点を失ったが、なおも2死一、三塁で福田を直球で空振り三振に仕留めてガッツポーズを作って見せた。

 7回以降は近藤、マクガフが1イニングずつ無失点でつなぎ、最終回に守護神・石山が登板。先頭の代打・福留に中前打を許し、続く根尾はバント失敗も大島には左前打で一、三塁とされると、京田に右前適時打を打たれて同点とされた。なおも1死一、三塁の危機に福田を浅い中飛に打ち取り、本塁を狙った三塁走者・大島も塩見の好返球でアウトとして、勝ち越しは許さなかった。

 打線は初回、2死から山田が中前打で出塁すると、村上が12試合ぶり、リーグ単独トップとなる11号2ランを放ち先制したが、追加点を奪えなかった。

 ▼ヤクルト・奥川 初のビジター登板でしたが、いい雰囲気でマウンドに上がることができました。立ち上がりから自分の納得いくボールを多く投げることができました。後半疲れはありましたが、先発としての役目は果たせたかなと思います。

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