エンゼルス・大谷 2試合連続安打、初回に快音も走塁死 「2番・DH」で先発

[ 2021年5月16日 06:38 ]

ア・リーグ   エンゼルス0ー9レッドソックス ( 2021年5月16日    ボストン )

<レッドソックス・エンゼルス>初回無死一塁から左翼線安打を放つも一、二塁間で挟まれタッチアウトになるエンゼルス・大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平選手(26)が15日(日本時間16日)、敵地ボストンでのレッドソックス戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席で2試合連続となる安打を放つなど4打数1安打で打率は・264となった。チームは0―9で敗れ4連敗を喫した。

 初回無死一塁、レ軍の先発左腕、ペレスの投球をとらえ、左翼線に運び二塁をうかがったが、一走のウォードが二塁でストップ。大谷は一、二塁間で挟まれタッチアウトとなった。3回の第2打席は空振り三振、5回の第3打席は見逃し三振で、左腕ヘルナンデスと対戦した8回の第4打席は空振り三振を喫した。

 大谷は前日14日(同15日)、敵地でのレッドソックス戦に「2番・投手」で出場。レ軍の先発右腕、ピベッタと対戦し、初回の第1打席は追い込まれながら、やや内角への変化球をうまいバットさばきで左翼へ飛ばし、フェンス直撃の二塁打とした。二塁打は今季10本目となった。6回には、同じくピベッタと対戦し、ナックルカーブをとらえて左中間ソロ。泳がされながらも右手1本で振り抜き、フェンウェイ・パーク名物の巨大なフェンス「グリーンモンスター」を越える1発となった。飛距離は370フィート(約112メートル)、打球速度は102マイル(約164キロ)だった。本塁打は6日(同7日)のレイズ戦以来で、インディアンス・ラミレスに並ぶリーグトップタイ。日本人メジャーリーガーでグリーンモンスター越えを果たしたのは、ホワイトソックス・井口、レイズ・岩村に次ぎ史上3人目となった。

 次の先発予定はローテーション通りなら18日(日本時間19日)、ホームでのインディアンス戦だったが、1~3日先送りにされることになった。

 マドン監督は「マメの影響ではないし、(故障など)何もない。前回の登板翌日、打席で少し疲れが見えた。次の先発はずらすのが賢明。(遅らせるのは)1日か2日。最大でも3日だ」と述べており、19日(同20日)のインディアンス戦か、20日(同21日)のツインズとのダブルヘッダーのいずれかのゲーム、あるいは21日(同22日)からのアスレチックスとの3連戦中に先発するとみられる。

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