楽天のドラ1早川がプロ初完封でリーグトップ5勝目 100未満完封の「マダックス」を達成

[ 2021年5月16日 16:35 ]

パ・リーグ   楽天1ー0オリックス ( 2021年5月16日    京セラD )

<オ・楽(8)>プロ初完封となった楽天先発・早川(撮影・井垣 忠夫)
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 楽天のドラフト1位・早川隆久投手(22)が、プロ初完封でリーグトップとなる5勝目を挙げた。最速150キロの直球にカットボールやチェンジアップを織り交ぜながら、オリックス打線に的を絞らせなかった。

 5回を投げ終えた時点で球数は53球で、その後も「省エネ投球」を続けた。8回終了時点で85球。プロ入り後初めて9回のマウンドに上がると、3安打無失点でプロ完封をマーク。球数は98球で、プロでも珍しい100球未満での完封で、楽天では美馬(現ロッテ)が16年3月30日に達成して以来、5年ぶりの快挙だ。

 メジャーでは100球未満での完封を「マダックス」と呼ぶ。ブレーブスなどで活躍して「精密機械」と呼ばれた伝説の投手のグレグ・マダックスの名前が由来になっている。

 ▼早川 自分でしっかり投げてチームに貢献できればと思っていた。低めにしっかり制球できた。(初完封は)まだまだ長いキャリアに続いていく第1歩として、通過点。勝てるように投げていければ。

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