神戸国際大付　「二刀流」阪上　目標は無失点V　旧知の市和歌山・小園打って借り返すぞ

第93回選抜高校野球大会出場校発表

＜神戸国際大付＞　二刀流で甲子園に乗り込む神戸国際大付・阪上翔也　（撮影・成瀬　徹）
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　昨秋の近畿大会8強止まりながら出場が有力視されていた神戸国際大付の「二刀流」阪上翔也（2年）は、吉報が正式に届き安堵（あんど）の表情を浮かべた。

　「ホッとしたというか（出場を）楽しみにしていたのでうれしかったです」

　投げては最速145キロを誇り、打っても高校通算20本塁打で今秋ドラフト候補にもあがる。中学時代を和歌山で過ごし、同じく選抜出場を決めた市和歌山の小園はヤングリーグで旧知の間柄。昨夏の練習試合では三振を喫しただけに、甲子園ではバットで借りを返すつもりだ。

　目標は「無失点に抑えて」の選抜優勝。昨秋近畿大会では右肘に不安をかかえ、敗れた準々決勝・京都国際戦の登板を見送った。冬場は約1カ月半、ノースローの時期もあったが、年明けからキャッチボールを再開した。スクワットは200から250キロとなりベンチプレスも85から100キロに。パワーアップした成果を甲子園で発揮する。　（田中　貴久）