阪神“屈辱”5年連続ベストナイン選出なし 暗黒時代に並ぶ球団最長タイの不名誉記録

[ 2020年12月16日 17:03 ]

<NPB AWARDS 2015>セ・リーグのベストナインに選ばれる(前列左から)中日の平田良介外野手、阪神の福留孝介外野手、DeNAの筒香嘉智外野手、阪神の鳥谷敬内野手(沢田明徳・東京写真部)
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 セ・リーグは16日、今季のベストナインを発表した。阪神からの選出は今年もなく、これで5年連続で「0人」という異常事態となった。

 過去、阪神では1995年から99年にかけて選出なしがあり、今回はそれに並ぶ球団最長タイの不名誉記録。最後の選出となった15年は鳥谷と福留が受賞しており、2人とも来季は他球団でプレーするというのは、何とも皮肉な結果だ。

 昨年、西勇、梅野がゴールデングラブ賞を受賞した際に、矢野監督は「今年はベストナインはいなかったんかな? 来年はベストナインにも選ばれるような選手に出てきてもらいたい。それが球界を代表することにもつながるので」と言及。待望の選出を期待したが、今年も吉報は届かなかった。

 過去に近鉄の10年連続や、広島の8年連続という時期はあるものの、2000年以降での5年連続選出なしは12球団でも初のこと。阪神としては屈辱的な結果とも言えそうだ。

 【95~99年の阪神】
 95年は中村勝広監督の休養に伴い、シーズン途中から藤田平監督が就任し、96年まで指揮を執った。97、98年は吉田義男監督、99年は野村克也監督で、97年の5位以外は全て最下位となる6位。『暗黒時代』などとも呼ばれた。

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