NPB、来季“ワンポイント禁止”に慎重論　MLBでは今季から採用も不満多発

　日本野球機構（NPB）で来季からのいわゆるワンポイント救援を禁止するルール導入は見送る方針であることが15日、分かった。16日のプロアマ合同の日本野球規則委員会で従来規則を変更しないことが確定する。

　同ルールは大リーグが今季から採用。日本の公認野球規則でも今年から「以下はマイナーリーグで適用される」と注釈付きで「打者3人に投球するか、攻守交代になるまで、投球する義務がある」と追記されていた。

　NPBは「米国の状況を見ながら」と今季適用しなかったが、来季の導入も見合わせることになった。大リーグでは時間短縮につながらず、現場からの不満の声も多かった。