阪神と育成契約 前中日・鈴木「同じ静岡出身なので、やっぱり負けたくない」 高橋に「宣戦布告」

[ 2020年12月16日 05:30 ]

入団会見をする阪神・鈴木
Photo By 代表撮影

 遥人に負けん! 阪神と育成選手契約を結んだ鈴木翔太投手(25=前中日)は年俸500万円、背番号123に決まり、入団会見では同郷同学年で高校時代から旧知の高橋に「宣戦布告」した。

 「同級生で、同じ静岡出身なので、やっぱり負けたくないという気持ちはある。遥人に負けないように、頑張りたいと思います」

 素材は引けを取らない。13年ドラフト1位で中日に入団し、17年に5勝。18年オフに血行障害の手術を受けて最近2年は不振でも「だいぶ感覚もつかめた」という今季は2軍戦で150キロも計測した。「1軍で投げることを求められていると思うので、1日でも早く支配下登録されるように頑張りたい」。本来の姿を取り戻し、先発ローテーション争いに殴り込む。

 ○…高橋も加入した同世代の鈴木との共闘を誓った。常葉橘2年夏の静岡大会準決勝で対戦し、延長14回の激闘の末に1―0でサヨナラ勝利。登板はなく、1人で投げきった聖隷クリストファー・鈴木の姿をベンチから目に焼き付けた。「全然レベルが違った。ずっと上にいて追いかけるというか、すごいなと思って見ていた。同じチームになるので、刺激し合っていければなと思います」と再会を心待ちにした。

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2020年12月16日のニュース