巨人 V率100%“開幕ダッシュ”で圧倒 戸郷&サンチェス6月2連勝で乗せた

[ 2020年12月16日 05:30 ]

データで振り返る コロナ禍の2020年シーズン

巨人の序盤の進撃に貢献した戸郷
Photo By スポニチ

 遅れた開幕にピタリと照準を合わせた。巨人は6月19日の阪神との開幕戦で、先発の菅野が7回2失点で初勝利。そこから6月は10試合で7勝2敗1分けと大きく勝ち越した。以後、7月14勝9敗1分け、8月14勝10敗1分け、9月19勝6敗1分けと4カ月連続で月間勝ち越し。他球団を置き去りにした。

 巨人が開幕月から4カ月以上連続で勝ち越したのは、14年の4カ月連続以来6年ぶり。全て貯金4以上は55、63、70、87、89年に次いで6度目の快進撃となった。過去5度はいずれも優勝。今季もこの例に漏れなかった。

 先発投手では戸郷とサンチェスが6月に健闘し、菅野とともに開幕ダッシュの道筋をつけた。高卒2年目の戸郷は昨年チームの高卒新人投手としては17年ぶりの勝利を挙げたが、2、3月のオープン戦では苦戦。2試合に先発し、0勝1敗、防御率9・35と結果が出なかった。

 ところが、シーズン初登板となった6月23日広島戦で初勝利を挙げると、続く6月30日DeNA戦も勝って2連勝。同じように、今季新加入のサンチェスはオープン戦3試合で0勝1敗、防御率10・57とさっぱり。それが6月21日阪神戦では来日初登板勝利をマーク。6月28日ヤクルト戦では早くも2勝目を挙げた。開幕の遅延が両投手に追い風になったようだ。(記録課・宮入 徹)

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月16日のニュース