オリックス・吉田正 今季29三振で三振率は“イチロー超え” 初の首位打者決定的

[ 2020年11月7日 21:58 ]

パ・リーグ   オリックス3―4ロッテ ( 2020年11月7日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>オリックスは吉田正を9番で起用(撮影・長久保 豊)
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 オリックス・吉田正が、今季最終戦でプロ初の「9番・左翼」で先発し、3年連続で全試合出場を達成した。2回に代打を送られ、途中交代した。

 三振数29は両リーグ規定打席以上の打者で最少。三振率・0589は、97年に216打席連続無三振のプロ野球記録となったイチローの自身最少三振率・0593を上回った。90年以降では、福良淳一(現オリックスGM)が91年に433打席で24三振で三振率・055を記録している。

 「取れるタイトルは全て獲りたい」と臨んだ今季、打率・3504はリーグトップでシーズンを終了。2位ソフトバンク・柳田が残り1試合で仮に6打数6安打しても、同・3503で届かないため、初の首位打者は決定的。オリックスの首位打者は14年の糸井(阪神)以来で、生え抜きでは2000年のイチロー以来となる。

 先発の榊原は4回2/3を4失点で降板。2―4の9回1死二、三塁で大下の中犠飛で1点差とし、なおも2死二塁で降雨中断。20分以上の中断を挟んで再開したが、代打・伏見が一邪飛に倒れ、反撃は及ばず。敵地で臨んだ今季最終戦を白星で飾ることはできなかった。

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2020年11月7日のニュース