日本ハム2位、中大・五十幡 「ファミスタ」の「ピノ」になる! 盗塁王へ「周東さんに負けない」

[ 2020年11月7日 05:30 ]

日本ハムから指名あいさつを受けた中大・五十幡はクラウチングスタートの構えを見せる(撮影・吉田 剛)
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 目指すは「リアルピノ」だ。日本ハムからドラフト2位指名された中大・五十幡亮汰外野手(21)が6日、東京都八王子市内の同校で指名あいさつを受け快足を武器に大暴れすることを誓った。

 中学時代に現在100メートルの日本記録保持者・サニブラウンに勝利して陸上の全国大会で優勝し「サニブラウンに勝った男」として知られる21歳は、あまりの俊足ぶりに仲間から人気野球ゲーム「ファミリースタジアム」の俊足キャラ「ピノ」に例えられることもあった。さすがにピノの一塁到達タイム2秒には及ばないが最速3・5秒と球界でもトップレベル。「“五十幡を出したら(二盗、三盗で)三塁までいっちゃうぞ”と、チャンスメークできるようになりたい。(ソフトバンクの)周東さんに負けないように盗塁王を獲りたい」と意気込んだ。

 この日は埼玉県内で小学校3年で亡くした母・恵子さんの墓参りも行った。「首位打者も最高出塁率もゴールデングラブ賞も獲りたい」。墓前にそう誓った五十幡が北の大地を疾走する。(東尾 洋樹)

 ◆五十幡 亮汰(いそばた・りょうた)1998年(平10)11月27日生まれ、埼玉県行田市出身の21歳。佐野日大では甲子園出場なし。中大では1年春から主力に定着し、大学通算73試合で打率.273、2本塁打、19打点、26盗塁。自己ベストは50メートル5秒6、100メートル10秒79(中3)。1メートル71、67キロ。右投げ左打ち。

 ▽ピノ 人気野球ゲーム「ファミリースタジアム」のナムコスターズに所属する左投げ左打ちの俊足外野手。圧倒的な走力でゴロを転がせば高確率で出塁し、二盗、三盗を決め、スクイズで得点するのがパターン。

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2020年11月7日のニュース