阪神ドラ2のJR東日本・伊藤将2回零封!プロでは2年先輩・大山とお立ち台共演だ!

[ 2020年11月7日 05:30 ]

JABA伊勢・松阪大会   JR東日本11―0東邦ガス ( 2020年11月6日    ダイムスタジアム伊勢 )

<東邦ガス・JR東日本>6回から登板し好投するJR東日本・伊藤(撮影・後藤 正志)
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 夢の共演を思い描きながら、社会人野球での有終の美を飾る。阪神からドラフト2位で指名されたJR東日本・伊藤将司投手(24)がJABA伊勢・松阪大会で初登板。6回からの2イニングを2安打無失点に封じた。

 「スピードではなく、コースに投げ分けるのが自分の長所。(都市対抗)予選が終わってから、調子はずっと変わらず良いです」

 2安打はいずれも追い込んでから直球をはじき返され、課題も残った。「緩急を使って投げるということが今日はあまりできなかった」。一方で、自己最速にあと1キロと迫る145キロを2度計測。6回2死一塁からは直球で押しつつ、最後はチェンジアップで空振り三振を奪った。先発左腕が不足するチームにとって、救世主になる可能性を大いに秘めている。

 猛虎とは深い縁があったのかもしれない。侍ジャパン大学日本代表では2年時は大山と、3年時は熊谷、島田とチームメートだった。中でも今や不動の4番となった大山の背中は「大きかった」。1軍で投げれば投げるほど、お立ち台での共演のチャンスが広がる。「4番にタイトルを争うような選手がいることは頼りになる。そうなることを目指して、1軍のローテに入れるように頑張りたい」と思いをはせた。

 7日の伏木海陸運送戦に勝てば、決勝トーナメント進出が決まる。「(コロナ禍で)試合もそんなにできないので、こういうところで優勝して迎えたい」。集大成となる25日初戦の都市対抗野球へ、弾みをつける。(北野 将市)

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2020年11月7日のニュース