中畑氏 ロッテ・佐々木朗に感動!「こんな投手見たことがない。170キロ期待できる」

[ 2020年2月8日 09:00 ]

室内練習場で佐々木朗からあいさつされる中畑清氏
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 【中畑清 CHECK!】同期の新人、横山を相手に投げていたときは力感がなく、こりゃあ何年もかかると思った。井口監督から「今年はシーズン最後の方に間に合えばいい」とじっくり育てる方針を聞いていたしね。

 ところが、相手がブルペン捕手に代わったとたんに激変。左足をダイナミックに上げ、柔らかく着地する。腕がしなり、凄いボールが18・44メートル先のミットを叩く。捕手の後ろで見ていて怖かった。バランスがよく、球筋も一定。立ち投げで、ゆうに150キロを超えている。155~156キロ出てたんじゃないかな。

 感動した。長いこと野球やってきたけど、こんな投手見たことがない。「昭和の怪物」江川卓以上。江川もスピンの利いた凄い球を投げてたけど、質が違う。私の現役時代で言えば、江川に鈴木孝政の切れ、小松辰雄の剛球を全部ミックスした感じかな。これなら170キロも期待できる。

 朗希と室内練習場ですれ違ったとき、右手を差し出したら「2回目ですね」と言って握り返してくれた。昨年8月、駒大グラウンドへU18代表の練習試合を見に行ったとき「同じ東北人として応援してる。頑張ってね」と言ったのを覚えてくれていたのだ。うれしいじゃないの。

 早くブルペン、実戦での投球を見たいね。

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