ヤンキース 田中 契約最終年は「WS制覇を目標に」

[ 2020年2月8日 05:30 ]

記者の質問に答えるヤンキースの田中将大(撮影・木村 揚輔)
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 ヤンキース・田中がキャンプへ向けて羽田空港から渡米。7年契約最終年となる今季の決意とともに、東京五輪に出場する侍ジャパンにエールを送った。

 「最終年の活躍は他のFA選手を見ていれば大事なのは分かるけどバタバタしてもしょうがない。やることは変わらない」。7年連続2桁勝利が懸かる中、オフの契約も注目されるが「しっかりチームのために働いて(自身初の)ワールドシリーズ制覇を目標に」とシーズンに集中する。

 楽天時代の08年に北京五輪に出場。その北京以来の五輪に「間違いなくホームの雰囲気でゲームができる。大きなアドバンテージ。ぜひ金メダルを獲ってほしい」と願い「オリンピックに注目してください。4年に1度だし、(自国開催は)次はいつになるか分からない。僕のことはどうでもいい」と笑った。五輪終了後の秋に、シーズンは佳境を迎える。「そこで少し取り扱ってもらえるように頑張ります」。チャンピオンリングを懸けた戦いで主役になる。 (春川 英樹)

 ≪マエケンとの初対戦なるか≫田中はツインズへのトレードが報じられた同い年の前田とのプロ初の投げ合いを心待ちにした。日本を含めて対戦がなく「決まれば同リーグで必ず当たるので、(投げ合う)確率はグッと上がる」。その前田を含む3球団の大型トレードはいまだ正式発表なし。ツインズからいったんドジャースが獲得し、レッドソックスに譲渡される予定の右腕グラテオルの身体検査に問題が浮上。レ軍が追加要員か金銭を求める方向で調整が続いているとされている。

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2020年2月8日のニュース