山本浩二氏 がん闘病告白 計7度の手術も「おかげさまで元気」

[ 2020年2月8日 05:30 ]

巨人・宮崎キャンプを訪れた山本浩二氏(左から2人目)はパーラ(右から2人目)、原監督と談笑する(撮影・西海健太郎)
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 元広島監督の山本浩二氏(73=野球評論家)が7日、巨人の宮崎キャンプを訪れ、昨年がんで闘病していたことを告白し「ご心配をおかけしましたが、おかげさまで元気でやっています」と話した。

 昨年1月の検査で膀胱(ぼうこう)がんが見つかり、4月初旬に1回目の手術。同30日に今度はステージ3の肺がん手術を受け、以降も肺、膀胱がんと計4度、全身麻酔を伴う大手術を受けた。気管支、胆石除去を含め計7度の手術後、転移は見つからず11月に退院。リハビリを経て、昨年4月16日にテレビ解説して以来となる公の場に登場した。

 「昨年は本当に信じられないようなことが起きた。1年間に4度の全身麻酔は珍しく、体力がないとできないらしい。キャンプ(取材)に来ることができるのは活力になるんかな。現場に出ると、気持ちが全然違う」。この日は室内練習場で丸や亀井の打撃練習を見守ると、原監督と笑顔で握手を交わした。

 今後は日本テレビなどプロ野球中継の解説業に復帰予定。「言われればいくらでも。うずうずしているよ。入院中もテレビで見ているし、前より詳しくなったかも分からんぞ」とジョーク交じりに話した。 (伊藤 幸男)

 ▼巨人・原監督 僕の大好きな先輩の一人。日々良くなられて、少しずつ前に進んでください、という感じですね。

 ▼巨人・丸 僕もカープの選手でしたから、いろいろとご心配をおかけしながら声をかけていただいた。元気になってよかったと思います。

 ▼広島・佐々岡監督 キャンプ前にも電話をして、元気そうな声で「元気になったから行くよ」と言っていた。食事にも行かせていただくのでいろいろな話をしたい。

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2020年2月8日のニュース