日本ハムが海外キャンプを行う理由とは…

[ 2019年2月9日 09:30 ]

チェイス・フィールドの三塁ベンチで笑顔を見せる日本ハム・清宮
Photo By スポニチ

 米アリゾナ州で行われている日本ハムの1軍春季キャンプは8日(日本時間9日)、2度目の休日。ナインは買い物や外食などで英気を養った。

 高卒2年目でレギュラーを目指す清宮幸太郎内野手(19)は球団関係者らと同州にあるダイヤモンドバックスの本拠地である「チェイス・フィールド」を見学。球団を通じて「球場の大きさと雰囲気には圧倒されました。クラブハウスやダグアウトなどメジャーリーグの選手がプレーする環境を肌で感じることができ、とても貴重な経験となりました」とコメントした。

 日本ハムは16年から1軍がアリゾナで春季キャンプをスタートし、今年で4年目。毎年、数億円の費用がかかり、移動距離や時差もあるが、滅多に雨が降らない温暖な気候やメジャー球団も使用する充実した施設で練習を行っている。さらにナインはカブスのダルビッシュやダ軍の平野など同時期に現地に滞在しているメジャーリーガーと親交を深めるなど、日本のキャンプでは味わうことができない貴重な経験を積んでいる。実際、清宮もキャンプ最初の休日だった3日(同4日)に中田、宮西らとともにダルビッシュの同州での滞在先を訪問し、世界が認めるスター選手との「接点」ができた。

 栗山監督は「海外は言葉が通じなかったり、不自由なこともあるけど、その経験は必ず今後に生きる」と清宮ら若手の人間的な成長にも期待を寄せる。将来はメジャー挑戦の夢も持つ19歳は、野球発祥の国で刺激を受けながら成長を続けている。

続きを表示

2019年2月9日のニュース