元巨人コンビ爆笑激励!内海103球に長野ニヤリ「打てそう」

[ 2019年2月9日 05:30 ]

<西武・南郷キャンプ>西武キャンプを訪問し、内海(左)と笑顔で握手する広島・長野(撮影・尾崎 有希)
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 フリーエージェント(FA)の人的補償で巨人から西武に移籍した内海哲也投手(36)が8日、宮崎・南郷キャンプで同じくFAの人的補償で広島に移籍した長野久義外野手(34)のサプライズ訪問を受けた。長野は同じ日南市でキャンプを張っており、この日は休日で昨季まで同僚だった左腕の激励に駆けつけた。即席の「爆笑会見」まで行い、お互いの健闘を誓い合った。

 ブルペンで投げているときだった。内海は窓の外を二度見し、驚いた表情を浮かべた。そして笑顔で窓に向かって手を振った。窓からはファンがブルペン投球を見ることができる作りになっている。ざわつくファン。窓の外から手を振っていたのは長野だ。訪問は知らされていなかった。

 「サプライズ!びっくりしましたよ。うれしい」。内海は2歳下の元同僚の姿に大喜び。早くも今キャンプ5度目のブルペンでは「燃えました」と103球の熱投を見せた。

 広島と西武のキャンプ地は同じ日南市内。長野は広島がこの日休日だったことから見学に訪れた。内海が盟友に気づいてからは球団側が配慮し、長野はブルペンの捕手の後ろのネット越しから投球を見学。「球団の配慮で内海さんと会うことができた」と感謝した。

 ブルペン投球中は巨人時代と変わらぬ光景があった。左腕の投じる球に、長野が「今の高いんじゃない?」、「ボール、ボール」とちゃちゃをいれる。内海も「気づいていました。いつもなんで。ジャイアンツの時からピッチングを見ていると、後ろでちゃちゃを入れる」とうれしそうに話した。

 3日に行われた西武の投手会。その飲食店は広島宿舎の目の前で既に顔を合わせていたが、キャンプ地を訪れる「約束」はしていなかった。5日ぶりの再会。西武のユニホーム姿を見た長野は「(背番号)27は見慣れないけど、めっちゃ似合ってます」とベタ褒め。ただ、投球については「打てそうだなと思いました」とニヤリとし、内海は「言うと思った。リーグ違うし、いいか」と苦笑いだ。ほほ笑ましいやりとりをしながらもお互いに刺激しあった。西武と広島は交流戦開幕の6月4日(メットライフ)に対戦する。盟友対決がいまから楽しみだ。(武本 万里絵)

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