大リーグ初の黒人監督、F・ロビンソン氏死去 83歳 選手でも殿堂入り

[ 2019年2月9日 05:30 ]

エクスポズ(現ナショナルズ)のフランク・ロビンソン監督=2002年2月
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 大リーグ初の黒人監督で、選手としても歴代10位の586本塁打で米国野球殿堂入りしているフランク・ロビンソン氏が7日(日本時間8日)、カリフォルニア州の自宅で死去した。83歳だった。

 メジャーで21年間プレーした現役時代はレッズやオリオールズで活躍し、66年にはオ軍で3冠王。史上唯一、両リーグでMVPに輝いた選手でもある。75年にインディアンスで選手兼任監督に就任し、オ軍を指揮した89年にア・リーグ最優秀監督に選出。00年代には吉井理人、大家友和両投手が在籍したエクスポズ(現ナショナルズ)を率い、監督通算で1065勝を挙げた。

 人種差別と闘いながら威厳を持ってプレーし、指揮を執った。黒人初の米国大統領となったバラク・オバマ氏(57)は「他の人々に扉を開けてくれた」、大リーグ歴代2位の755本塁打を放ったハンク・アーロン氏(85)は「単なる野球仲間ではない友人。鼻っ柱の強い選手で、誰もができないと言ったことをやってのけた」とツイッターで称えた。

 ▼ロッテ・吉井投手コーチ 規律を大切にし、全力プレーを推奨する人だった。

 ▼DeNA・大家2軍投手コーチ “監督室はいつでも開けておく”と言われ、実際によく話しに行った。

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