阪神ドラ4斉藤 11日初登板へ気合、木浪鮮烈デビューから刺激

[ 2019年2月9日 05:30 ]

阪神・春季キャンプ ( 2019年2月8日 )

休日返上で練習し、肘から先の動きを確認する阪神・斎藤(撮影・山口 和洋)
Photo By スポニチ

 負けていられない。阪神のドラフト4位・斉藤友貴哉投手(24=Honda)が11日の紅白戦で“プロ初登板”する。社会人時代からの同僚である木浪が鮮烈デビューに成功。より一層、気合の入った意気込みを口にした。

 「刺激をすごい頂いたので、次は自分がいくぞ!という気持ちでやっていきたい」

 早くもメラメラと闘志を燃やした。前日7日の紅白戦は両軍合わせて17得点という乱打戦。投手の視点から「甘く入ると簡単にホームランを打たれる」とレベルの高さを改めて痛感した。

 ただ、そこで、尻込みしないのが、強心臓でも知られる即戦力右腕たるゆえん。「真ん中に行ってもファウルを取れるようなボールを投げて、勝負していきたい」。150キロを超える自慢の快速球で、真っ向からねじ伏せる覚悟だ。

 休日だったこの日は、チーム宿舎に隣接する室内練習場でトレーニングした。ストレートに磨きをかけるべく、前腕の使い方を確認。「スナップスローを改善しよう」と、入念にキャッチボールを行った。前日に福原投手コーチから指導されたもので、「もっと叩くように投げたいという思いがある」と修正プランを披露。競争の第1ラウンドとなる11日に向け、さらなるレベルアップを図った。

 「すごいバッターはいますけど、結果を求めて、ゼロにこだわって投げていきたい」

 木浪の例を挙げるまでもなく、よーいドンでの第一印象はサバイバル戦における判断材料の一つになる。首脳陣から高い評価を勝ち取るためにも、最高のパフォーマンスを発揮する。(巻木 周平)

続きを表示

この記事のフォト

2019年2月9日のニュース