広島・岡田“不運”被弾 セの鬼門破れず…ああパ本拠13連敗

[ 2018年10月31日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2018第3戦   広島8―9ソフトバンク ( 2018年10月30日    ヤフオクD )

<ソ・広>6回2死一、二塁、デスパイネに3ランを被弾し、うなだれる岡田(撮影・大森 寛明)
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 逆転をにらみ、流れを止めるはずの継投は裏目に出た。鈴木のシリーズ1号などで1点差に迫った6回、広島ベンチはポストシーズンで中継ぎ待機する岡田を3番手に指名。だが、25歳の右腕は痛恨の4点を失い、唇を真一文字に結んだ。

 「打ち取った感覚でしたが、ヒットになって引きずったかも。一発は安易な球だった。直球はいい感覚で投げられたけど…」

 わずか7球で2死を奪った後に暗転した。明石の左翼線ポテン安打と、グラシアルの中前打で一、三塁のピンチを招き、4番・柳田の三塁内野安打で5点目を献上。続くデスパイネには、外角高めの151キロ直球を右翼テラス席へ運ばれた。

 岡田にとっては今季終盤の2試合を含め、通算5試合目の中継ぎ登板で初失点。被弾した3ランは、シリーズ3試合目で広島投手陣が許した初の長打だった。不運な当たりがあったとはいえ、自己最速156キロを計測する中での炎上は、配球の偏りに起因した。

 「逃げていてもこうなる。しっかり投げ切らないと。また明日、自分たちの野球をやるだけ。打ち合いをしようとは思わない」

 緒方監督は、大量失点した投手陣にハッパをかけた。これでセ球団は敵地で13連敗で広島も4連敗となった。「これからが大事」と岡田。止めるには、投打の連動が必要だ。(江尾 卓也)

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2018年10月31日のニュース