観客の妨害でホームラン性の当たりがアウト アストロズのアルテューベ「あれにはちょっと頭にきたね」

[ 2018年10月18日 19:52 ]

フェンス際の打球に手を伸ばすベッツと観客 (AP)
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 17日に行われたア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦において、ホームラン性の当たりが観客の妨害によって打者にアウトが宣告された。

 初回、2点を追うアストロズは1死一塁の場面で右打席にアルテューべ。レッドソックスの先発・ポーセロが投じた外角球を捉えると、打球はライトへの大きな当たりとなった。右翼・ベッツは打球を目で追いながら、フェンス際でタイミング良くジャンプ。ボールは初めにグラブ、その後に観客の手に当たり、グラウンドへと戻ってきた。

 野球規則には「観客の妨害があったと同時にボールデット。審判員は妨害がなかったら競技はどのような状態になったかを判断し、ボールデッド後の処置をとる」と明記され、さらに「観衆が飛球を捕らえようとする野手を明らかに妨害した場合には、審判員は打者に対してアウトを宣告する」とある。

 観客がベッツの捕球を妨害したかどうかがビデオ判定となり、結局、打者のアルテューべにはアウトが宣告。2死一塁で試合が再開されることになった。

 同点2ランとなるはずの当たりがアウトに変わってしまったアルテューべ。試合後には「普段は審判に腹を立てることはないが、あれにはちょっと頭にきたね」と判定に納得のいかない様子だった。一方、ベッツは「ジャンプして手を伸ばすと、何かグラブを押し返される感じがした」とコメント。観客の妨害が確かにあったことを主張していた。

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2018年10月18日のニュース