阪神・陽川 決意の1軍再昇格「貢献できるように頑張るだけ」

[ 2018年8月28日 05:30 ]

阪神・陽川(撮影・後藤 正志)
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 再昇格が決まった阪神・陽川は荷物整理などで鳴尾浜球場を訪れ、闘志を燃やした。「やることをやってチームに貢献できるように頑張るだけです。1打席1打席に集中してやっていきます」。10日のDeNA戦で右肘を痛め、12日に出場選手登録を抹消。21日のウエスタン・リーグ広島戦で実戦復帰してからの5試合で打率・421(19打数8安打)、1本塁打、6打点の好結果を出し、再発進の準備は整った。

 あの猛打を再び見せてほしい。5年目の今季は6月3日の西武戦で初昇格。代打から結果を積み重ね、徐々に一塁や三塁での先発機会を増やした。同26日のDeNA戦では決勝弾を含む4打点で5連敗からの脱出へ導き、翌27日の同戦では4安打でプロ初の猛打賞を記録。6月は打率・358、3本塁打、20打点の大活躍だった。

 7月1日のヤクルト戦では猛虎第100代の4番にも抜てきされ、計9試合で大役を担った。7月は打率・164、8月は同・143の苦戦。先発落ちし、踏ん張りどころを迎えた中での戦列離脱でレギュラー奪取には仕切り直しになった。

 不在の間に主に一塁を守っていたロサリオが27日に再降格。28日のヤクルト戦でいきなり先発一塁を任される可能性は高い。右肘の状態についても「もう大丈夫です」と万全を強調し、「一日でも早くけがを治して…という気持ちでやってきた。頑張るだけです」と気合を入れた。猛虎の本拠地帰還に合わせるように大砲候補も戻ってきた。(長谷川 凡記)

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2018年8月28日のニュース