楽天・山下、プロ1号がサヨナラ弾!5時間7分の熱戦に終止符

[ 2018年7月25日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天10―8日本ハム ( 2018年7月24日    楽天生命パーク )

11回1死一塁、サヨナラ本塁打を放つ山下(撮影・尾崎 有希)
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 5時間7分の熱戦に終止符を打ったのは、楽天の新戦力の一発だった。同点で迎えた11回1死二塁。昨オフにソフトバンクからトレードで加入した山下は、玉井の内角への128キロカットボールを強振すると、打球は右翼席中段に届いた。

 「思い切って打つしかないと思っていた。感触は完璧でした。凄くうれしい」。プロ8年目で初の本塁打がサヨナラ弾。ウオーターシャワーを浴び、表情をほころばせた。

 交換トレードでソフトバンクに移籍した西田が7月3日の楽天戦(弘前)で今季1号を放った。「その時、僕は2軍にいた。ファンの人には“こいつ何しに来たんだ”と思われていたと思う。一発打てて良かった」。打撃を買われて加入しながら出番すらつかめなかった。9回の守備から途中出場し、悔しさをバットに乗せ、チームを救った。

 3度リードを奪われながらも最後は執念が勝った。平石監督代行は「絶体絶命のところもあったが、選手がよくやってくれた。大きな1勝」と胸をなで下ろし、殊勲打を放った山下を「見事な当たりだった」と称えた。これで後半戦は6勝1敗。最下位であっても、1プレーを無駄にしない戦いが明日につながる。 (黒野 有仁)

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2018年7月25日のニュース