ヤク山田、自身初4戦連発!単独キング23号 中村&西浦も一発で4連勝

[ 2018年7月25日 05:59 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―2巨人 ( 2018年7月24日    倉敷 )

3回2死一塁、山田哲は2ランを打ち青木の出迎えを受ける(撮影・荻原 浩人)
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 ヤクルトの山田哲人内野手(26)は24日の巨人戦の3回にリーグ単独トップに立つ中越え23号2ランを放った。自身初の4試合連続アーチに加え、7回にも中前適時打し3打点の活躍。西日本豪雨による被害のあった倉敷でファンを魅了しチームを4連勝に導いた。25日の同戦(京セラドーム)で、先発二塁手としては史上初の5戦連続本塁打に挑む。

 驚異的だ。山田哲が倉敷の空に描いた放物線は、勢いよく中堅左へ吸い込まれた。

 「引きつけてセンター方向に打つことができました。ホームランは狙っていなかったけど、スイングの軌道がいいからホームランになったと思う」

 0―0の3回2死一塁。1ボール1ストライクから内海のフォークをフルスイングした打球は中堅左へ。リーグ単独トップとなる今季23号は、2打席連続アーチを放った20日の中日戦から4戦連発でだ。プロ入り後、3戦連発は過去4度あったが、5度目にして壁を破った。「大振りしないように。(状態を)継続したい」と語っていた通り、コンパクトに振り抜いた。12年にプロ初アーチを放った内海から通算4本目のアーチは、チームにも自身にも価値ある一発となった。

 猛暑が続くが、就寝時にクーラーはつけない。「寝る前にガンガン冷やして、切って寝る。暑いから起きるけど、また10分、ガンガン冷やして切って、また寝る」。起きたら「汗だく」と笑うが、“山田流就寝法”で体調維持。試合前には「ウナギが食べたいなあ」と笑った。

 3―2の8回には中前適時打で3打点の活躍。西日本豪雨の被害が大きかった倉敷市内での開催に「僕にできることは全力プレーをすること。野球にも力があると思うので、その力を少しでも感じてもらえたら」と話したが、確かな思いは伝えることはできた。

 4連勝で2位巨人との直接対決を制し0・5ゲーム差に接近。25日の同戦(京セラ)は史上初の先発二塁手としての5戦連発が懸かるが「粘り強くやって勝ちたい」と勝利を見据えた。 (細川 真里)

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2018年7月25日のニュース