広島・岡田、開幕暗雲…打球直撃で左下腿打撲 試合後は車椅子

[ 2018年3月18日 07:47 ]

オープン戦   広島3―5楽天 ( 2018年3月17日    静岡 )

5回1死、島内の打球を受けてマウンドを降りる岡田
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 広島・岡田に暗雲が垂れ込めた。17日の楽天戦でオープン戦2度目の登板。5回の先頭・島内の打球を左下腿(かたい)に受け、途中降板を余儀なくされた。試合後は車椅子を使って帰りのバスに乗車。患部の状態次第では、内定していた開幕ローテーションに影響しそうだ。

 松原慶直チーフトレーナーは「左下腿の打撲。明日、しっかり歩けるか、体重が乗せられるか…というところを見て、必要なら病院に行く」と説明。緒方監督は「当たりどころが良くない。患部の状況を見てみないと…」と心配そうに話した。

 肝心の投球も、昨季までの悪癖が顔をのぞかせた。2四球で2死一、二塁のピンチを招いた3回、今江、ウィーラーの中軸に連続タイムリーを浴びて2失点。失点にこそ結びつかなかったが、4回にも3四球を与えた。畝投手コーチは「コントロールに気が行きすぎて、指先だけで投げていた」と渋い表情だ。

 昨季12勝を挙げた本格派右腕。今春は安定した投球フォームの習得に励み、制球面で改善が見られていた。開幕ローテーション入りも内定し、4月5日のヤクルト戦(神宮)に向けて調整は順調だった。そんな中で起きた痛いアクシデント。大事に至らないことを祈るばかりだ。 (江尾 卓也)

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2018年3月18日のニュース