阪神メッセ、満足5回1失点 制球安定「前回よりとても良くなった」

[ 2018年3月17日 08:22 ]

オープン戦   阪神12―4楽天 ( 2018年3月16日    静岡 )

阪神先発のメッセンジャーは5回を投げ4安打1失点
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 4年ぶりの静岡の地でも安定感は変わらない。開幕投手が決定している阪神・メッセンジャーはオープン戦2度目の登板を5回4安打1失点(自責0)で終えた。楽天で開幕投手を務める則本に投げ勝ち、調整をさらに一歩前へ進めた。

 「前回よりはとても良くなった。最初のイニングは少しマウンドに慣れなくて球数が増えた。マウンドに慣れた2、3回は見ていただいた通り球数も減った。そういう部分も地方球場で調整できたのはいい収穫だったね」

 試合前練習から小雨が降っていたため、シートがかけられていた草薙球場のマウンド。慣れない足元に初回こそ28球を要しても2回以降はリズム良く試合をつくった。元々、地方球場では過去8試合の公式戦登板で6勝1敗と抜群に強い。持ち前の適応力を見せつけ、87球で役目を終えた。

 「自分の進歩を感じることができたので、良かった。いろいろとやろうとしていることのピースが集まってきたと思う。順調に行っている証拠だよ」

 直球は最速146キロにとどまり、シーズン中ほどではなかった。金本監督は「球の切れというか粘られているからね。ちょっと打者が付いていっている。本来のメッセにはもうちょっとかなと」と改善の余地を認めた上で「でも1失点。そこはさすが」と心配はしていなかった。

 23日のオリックス戦が開幕前最後の試運転。「もう一回マウンドがある。今回も完璧ではなかったし、次回への課題が出たのは良かった。それを修正して臨みたい」。30日の東京ドームでは万全の勇姿を見せてくれるはずだ。(山添 晴治)

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2018年3月17日のニュース