阪神・糸原、チーム最多12安打 則本から快音「食らいついた」

[ 2018年3月17日 08:28 ]

オープン戦   阪神12―4楽天 ( 2018年3月16日    静岡 )

5回1死一、二塁、糸原が左越えに2点適時二塁打を放つ
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 阪神・糸原は短く握ったバットをボールにかぶせるようにしてはじき返した。両軍無得点で迎えた5回だ。1死一、二塁の好機でカウント1―2に追い込まれても則本の高めの速球に振り負けなかった。左翼手の頭上を越す先制の2点適時二塁打。「何とか食らいついていきました」。湿りがちな空気を振り払い、今春最多12得点への扉を開く一打になった。

 球界を代表する速球派、則本とは初対戦。初回の第1打席でも追い込まれた後の内角直球を中前へ打ち返した。好投手から奪った2安打はいずれも不利なカウントから。「たまたまだと思う。自分はしっかり結果を出すだけなので、頑張ります」と謙遜しても対応力の高さ、しぶとい打撃を改めて印象づけた。

 オープン戦での12安打はチーム最多。打率・343へ上げ、12球団で2位タイの8打点へ伸ばした。打席での存在感はずば抜け、開幕遊撃の椅子はもう目の前に見えている。

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2018年3月17日のニュース